新しい春を迎える

絵本づくり

𓅪
 
 
4月
 
 
強い風の日が続くと
 
 
春だなあと実感する
 
 
 
 
 
 
 
春は
 
 
穏やかで
 
 
暖かくて
 
 
心も軽やか
 
 
そんな印象だけど
 
 

 
どこからともなくやってくる
 
 
傍若無人な風が
 
 
ぐるんぐるんと世界を掻き混ぜて
 
 
あっという間に去っていく
 
 
 
 
 
 
 

 
新しさだけ残して
 
 
 
 
 
 
 
繰り返し吹く風に
 
 
ぐっ…と踏ん張って
 
 
自立する
 
 
 
 

 
 
 
新しいものを受け入れるには
 
 
はじめは少し
 
 
力がいるみたいに
 
 

 

 

 

 

 

 

 

今、絵本を作っている
 
 
 
 
 
 
2年以上前に降りてきたインスピレーション
 
 
でもその時は、心も体も元気がなくて
 
 
ノートに書き留めることが
 
 
精一杯
 
 
 
 
 
 
 
今(ようやく)それを具体的に動かし始めた
 
 
淡々としていて
 
 
華やかさに欠ける毎日
 
 
そんな時間が愛おしい
 
 
 
 
 
 
 
長い冬を過ごす中で
 
 
学んだことが一つ
 
 
 
 

 
焦らないこと
 
 
 
 
 
 
 
 
せっかち過ぎて
 
 
今にいられなかった私を変えた
 
 
単純なこと
 
 
でもこれが、ずっとできなかったんだ
 
 
 
 
 
 
 
 
はじめては
 
 
時間がかかるから 
 
 
 
なかなか進んでいるように思えないと
 
 
周りが驚くほど早く見えるのは
 
 
至極当たり前の現象
 
 
 
 
 
 
 
 
ぶれたら何度でも
 
 
自分の真ん中に心を戻せばいい
 
 
繰り返し、繰り返し、戻せばいい
 
 
 
 
 
 
 
 

私は
 
 
私の心に素直でいようと決めたから
 
 
湧いてきた好奇心や
 
 
子どもの頃のようなトキメキを
 
 
もう無視したくないと思ったから
 
 
 
 
 
 
やってみる

 
 
 
 

 
 
その先には
 
 
何かがあるかもしれないし


何もないかもしれない

 

 

 

 

 


それがわからないから

 

 

 

 


進んでみようと思える

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